僕の学生時代はかなり目立たないほうで、おそらく卒業後は誰からも忘れられている…と思っていたのですが、そんなことはありませんでした。ある日同窓会（といっても小規模な集まり）に誘われて、せっかく誘ってくれたのだからと参加したのです。
この同窓会は本格的なものじゃないので、集まったのは10人と少しであり、もちろん全員というわけじゃありません。そもそも目立たない私は話し相手もいなかったので、とりあえず料理ばかり食べていたのですが…。
こんな僕に興味を持った女性が、隣に座ってきました。一応同窓会にいるってことは元クラスメイトなのでしょうが、「この子、誰だっけ…」と最初は考えていたのです。というか、名前を言われても上手く思い出せなかったのですが…。
そしてこの子、目立たないだけの僕を『物静かで落ち着いている人』と勘違いして、「ねえねえ、ソフレになってくれない？」と誘ってきたのですね。こっちとしてはどんな子だったか名前すら覚えていないのですが、綺麗な子だったし、なんとなく断れなくて…。
だから添い寝をしたのですが、毎回会う度に思い出話をされ、こちらは適当な相づちを打つしかありません。なお、「実は、昔から好きだったんだよね…」と言われ、ソフレから付き合うようになったのはちょっと意外な展開かもしれません(笑)
